Q&A
抜歯・口腔外科手術後の注意事項
みなさんにお伝えしていること、あるいは質問の多いことを記載してあります
1.血流のよくなる事をさける
飲酒、お風呂、激しい運動などは血流がよくなり、再出血の原因ですから処置後の当日は控えましょう。
2.うがい
口の中の傷もカサブタを造って治癒してきます。当日は必ず唾液に血が混ざります。気持ち悪いからといって、激しいブクブクうがいを行うとカサブタが剥がれて再出血になります。やさしくゆすぐようにしましょう。
3.お薬
処方薬は指示通りにお飲み下さい。少しでも食事あるいは牛乳やヨーグルトなどでも取られてから、お薬をお飲み下さい。まれに、下痢や薬疹がおこる場合がありますので、その場合は服用を中止して連絡いただけますか。
4.再出血
必ず止血を確認してお帰りいただいております。唾液に混じり出血が多く感じることはあります。慌てずに脱脂綿などを出血部に当てて、しっかり噛んでください。3-5分で止血します。
5.歯磨き
外科的処置を受けた部分は、当日の歯磨きは避けてください。他のところは普段通りにお願いします。歯磨き粉のメンソールが傷に刺激を与えることがありますので、歯磨き粉なしで磨いていただいても大丈夫です。
6.麻酔
麻酔が効いている間は熱い飲み物や食事には注意して下さい。痛みと同時に温冷感もわかりにくい状態です。特に温かい飲み物や食事は 麻酔効果がなくなってからにしましょう。唇や舌にも麻酔効果がみられる場合もありますので、ご自身の唇や舌の咬傷にも注意して下さい。
7.腫れ・痛み
一般に痛みは当日が、腫れは翌日から翌々日がピークとされています。麻酔効果がなくなると痛みを感じることが多く、我慢せずに鎮痛剤をお飲み下さい。冷やすことにより、腫れや痛みを軽減できる場合があります。冷やされる場合は、氷やアイスノンなどを直接 顔につけないで下さい。必ず、タオルなどでカバーして冷やすようにして下さい。処置内容によっては、皮下に内出血がみられる事があります。この場合は青紫→黄色という経過で治癒します。
8.縫合糸
当クリニックでは、完全滅菌済みの絹糸、ナイロン、吸収糸、ゴアテックスを処置内容によって使い分けております。口の中の傷は治癒が早く縫合の糸が緩み自然脱落することががあります。その場合、出血がなければ問題はありません。また、誤って飲み込んだ場合でも心配はありません。糸抜きの時期は 処置内容により異なりますが 5-14日で完全に抜糸を終わります。
9.飲み込むと痛い、口が開きにくい!
下顎の親知らずの抜歯後に起こりうることです。抜歯による一時的な炎症によるものですので、処方薬を飲んでいただければ時間とともに治まります。
10.親知らずの抜歯後にひとつ前の歯(14歳臼歯)が噛むと痛い!
親知らずは、一番最後に生えてくるので ひとつ前の歯(14歳臼歯)を押している場合が多く、抜歯操作中に14歳臼歯に力が伝わりますので、「歯が浮いたような・・・」、「噛むとひびく」という一時的な症状が起こります。こちらの症状も時間とともに治まりますので安心してください。
11.食事
処置当日は、飲酒と刺激物だけ避けて下さい。以後、特に食事制限はありませんので、しっかり栄養を取って早期に治るようにしましょう。繰り返しますが、食事は麻酔効果がなくなってからです。
12.抜歯したあとの穴
抜歯した時は縫合を行っても、小さな穴がしばらく存在します。ご自身で爪楊枝、歯ブラシ、インターデンタルブラシなどで清掃しないで下さい。食べ物がつまり易い場合は 食後にうがいして下さい。時間とともに、治癒が進行して穴は塞がります。
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