Q&A
インプラントは上顎と下顎で予後がかわるの?
インプラントは上顎と下顎で予後がかわるの?
よい質問ありがとうございます。
インプラント治療の歴史を振り返ると、まず下顎に適応されて始まりました。
その後、インプラントの表面の加工や器材の発展に伴い上顎にも適応範囲が広がったのです。
どこの国あるいはどこの施設であっても、
インプラントの生存率は下顎>上顎になります。
理由は下顎の骨に比べて上顎の骨が柔らかいからです。
上顎の骨はスポンジのような構造で、
抜歯後に時間が経つと頬・唇側の骨が吸収されてきます。
さらに鼻や副鼻腔といった空洞が存在するからです。
簡単に言うと、幅や高さに制約のある、柔らかい土壌に杭を立てる事になるからです(例えが悪くてごめんなさい)
また、噛むという動作は下顎が動いて上の歯に振動を与えるため
上顎のインプラントは力を受け止める側にもなります。
一方、下顎は上顎とは異なり、
とても硬い骨で上手にインプラントを植立すると、外科的には安定したものとなります。
上顎であれ、下顎であれ、ご自身の歯と同様にプロフェッショナルなメンテナンスを行う必要はあります。
カナデンタルクリニック
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